2010年10月13日水曜日

これは、人間社会の勝利である

チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山の落盤事故で、
チリ政府の救出チームは12日午後9時半(日本時間13日午前9時半)ごろ、
地下坑道に取り残された作業員33人の救出作戦に着手した。

8月5日の事故発生から69日目。
人がこれだけ長期間地下に閉じ込められ、生還した例は世界の鉱山事故史上でも例がない。

救出作戦では、まず、救出用カプセル「フェニックス」を空で往復させ、
約620メートルの立て坑内部を点検。
続いて鉱山専門家がカプセルに乗り込んで地下に向かった。
この専門家の往復によってカプセルの円滑な動きが実地に確認されれば、
改めて救助隊員が地下の坑道に降下し、
同隊員が下りたカプセルでいよいよ最初の作業員が地上に上がる段取りだ。
そして、日本時間の12時15分、フロレンシオ・アバロスさん(31)が救出された。

これは、人間社会の勝利である。
人は素晴らしい。
国、世界は素晴らしい。
残り32人が無事救出されることを、神に祈る。

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